最終的にタイトルで四苦八苦してた。10分は悩んだ。
書いたときのイメージが、単語で言うと「有頂天」。雲雀の言葉で咲く植物が有頂天っぽいな、と。
「天」のつく四字熟語か漢字ばかりのタイトルにしたくて、最初は「非想非非想天」にしようかと思ったくらいだ。それじゃそのままでひねりがないし、私が天子大好きだってバレてしまう……いいや東方厨がたどり着いて勘違いしそう、とも思ったけど。(ちなみにこの日記のタイトルの撃沈ランナーも同じところから来てもじってる。)
いろいろ調べて、「水天彷彿」が水と空が曖昧になる様子、とあったのでコレだ! と。驚天動地とか考えたんだけどしっくりこなかった。
これはこれでなんか勢いがよく出てるんじゃないかと自負。
実際にBGMはかけてなかったんだけど、脳内では凛として時雨の「illusion is mine」がずっと流れていた。
だからこんな幻覚だらけの話になったんだなーと少し思っている。
少しだけ曲の調子が、どこかから逃げて駆け抜けるイメージがある。そして最後の転調で一気に奇術の世界へ! って感じなので、本当にこれはイメージソングみたいになってる。
細かいことを言えば、2:11~3:14までが中庭。3:15~の転調は、雲雀の「ばん」に当たる。
0:00~1:29まで屋上。1:30~2:10が骸から逃げて中庭に出たところ。
謀ったわけじゃないのに意外とマッチしていたということは、本当にこれがイメージソングだったんだな……自分でも気づかなかったけど間の取り方とかそのままに見えてくる。
絵が描けたらきっとこの曲でこんな話のMAD作ってる。
本当に、雲雀の声で花が咲く演出は、お気に入りです。上手く書けてたかはわからないけど。
骸にそそのかされてついつい祝っちゃう雲雀さんが大好きです私の妄想ですけど。当の骸はクロームに笑顔で訴えられてたらいい。
蛇足で補完をすると、綱吉を悪夢で弱らせて超直感を鈍らせて幻覚にも骸の気配にも鈍くさせようという魂胆でした。
雲雀にも一週間前から協力してもらっていたという裏話。雲雀は骸が嫌いという先入観を利用して、でないとさすがに骸が「ばん」ってやっても、かえって現実味がないし「骸だろう」っていうことがわかりきっているからドッキリにもならなかった。
敢えて雲雀を使うことで、ここに居ないはずの人間、更にはそれが雲雀であった、という意外性で綱吉の不意を討ち最終的に大掛かりな幻覚にかけた、という次第です細かく言うと……。
だから私の脳内では、「ばん」を言うのは骸ではなく雲雀でなくてはならなかった。
譲ったのでも遠慮したのでもなく、必要に駆られてそうなったんです。幻覚に関しては綱吉が強すぎる。
あとは個人的に好きなのが、デッキブラシのやり取りをする山本と獄寺、更にデッキブラシを振り被る獄寺です。そしてそれを踏みつける雲雀。
バトルシーンで何が好きかって、放った蹴りを捕まえられてしまう、というシーンが好きなんです。だからそういうことなんです。
明確なカップリングは実はなくて、見ようによっては、山獄はもとより山ヒバ、ヒバ獄とかもいける。雲雀も必要以上に綱吉にべたべたしてないから。そしてツナ総受けでもいい。
でもたぶん骸は綱吉以外に見向きもしてないよ(笑)
これだけは、ちょっと断言できる。
なんにせよ、少しだけまた、彼らに対する見方が一個解決に向かった気がします。
私は、綱吉の幸せを考えると、カップリングにできなくなる。
骸ツナもヒバツナも山ツナも獄ツナも考えたけど(そしてそれぞれのリバも)、結局それは綱吉の相手のエゴになってしまった。
とっても難しい。
山本は意外と、いろいろな瞬間にスローになってればいいと思います。
獄寺はすぱっと割り切ってそもそも思考が早そうだから、あんまりスローにはならないだろうなぁ。
そんな気持ちです。
まだ語り足りないけどそろそろ寝ないと……。
そしてやっと、しっかり地に足ついてRMの戦利品読めそうです!
楽しみだー!
とにもかくにも、綱吉、おめでとう。生まれてきてくれてありがとう。